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【浄瑠璃寺(九体寺)】真言律宗0774-76-2390

 寺伝では1047年(永承2)年義明上人を本願、この地の豪族・阿知山(あちやま)大夫(たゆう)重頼(しげより)を檀那(後援者)として建立。創建当初は西小田原寺と呼ばれたが、本尊の九体阿弥陀仏によって九体寺とも呼ばれる。1107年(嘉承2)浄土信仰の隆盛とともに阿弥陀堂が、さらに浄土式庭園が造られ寺観が整えられた。寺名は薬師瑠璃光如来に由来すると思われることから、当初の本尊は三重塔に安置する薬師如来と思われる。

参道 本堂 本堂からの三重塔
庭園の紅葉 三重塔 三重塔からの本堂

本堂[国宝] 一に阿弥陀堂ともいう。1107(嘉承2)年の建立で、寄棟造(よせむねづくり)、本瓦葺。横に長い建物で、正面中央に一間の向拝(後補)をつけている。正面の柱間は両端だけを連子窓、その他はすべて板唐戸とし、内部も板敷きで天井を張らず、内外ともに簡素にできている。平安時代、京都などで30棟余り建てられた※九体阿弥陀堂形式のお堂としては、現存する唯一貴重な遺構。

※九体阿弥陀堂形式→観無量寿経による阿弥陀如来の極楽浄土に往生するには9段階ある。すなわち上品・中品・下品の三品にそれぞれ上生・中生・下生の三等があり、このことを九品という。このため1体よりも9体の阿弥陀像を並べたほうが、功徳があると思われた。

九体阿弥陀如来坐像[国宝] 本堂に安置する。中尊を中心とし、八体の阿弥陀如来坐像がその左右にずらりとならぶ。像はいずれも檜の寄木造、漆箔(しっぱく)からなり、中尊の高さは2.24メートル(周丈六像)で、上品下生(じょうぼんげしょう)の来迎印をむすぶ。他の八体は高さ1.4メートル(半丈六像)。中尊像は仏師定朝が造像した平等院の阿弥陀如来に最も近い作風を示すという。脇仏八体は、なかには優れた定朝様を示す像もあるが、中尊像とは一線を画すという。

四天王立像[国宝] 四体とも高さは約1.7メートルの寄木造、彩色像。本堂に向かって左隅に増長・持国天が立つ。広目天は東博、多聞天は京博へ出品。忿怒形の多い四天王像のなかで、穏やかな表情があり、身体の動きも少ない。藤原時代に流行した極彩色切金文様を施す。

吉祥天(きちじょうてん)立像[重文] 正月と春秋二回に限って開扉される。濃艶な中国の貴婦人の姿を写す。寄木造で胡粉の上に衣服を極彩色で描き、宝冠・瓔珞・などを美しく藤原風であるが、鎌倉時代の作。安置の厨子の扉も有名(東京芸大で保管。模作を展示)。

地蔵菩薩立像[重文] 中尊に向かって右脇にある。二体の地蔵菩薩立像のうちの大きい方で、高さ1.75メートル、寄木造、彩色。右手を垂れ、左手に宝珠をもっている。錫杖をもたない古様の姿で珍しい。

不動明王及び二童子立像[重文] 1311(応長元)建立の旧護摩堂の本尊と伝える。不動三尊の脇侍は制多迦(せいたか)童子・矜羯羅(こんがら)童子。いずれも檜の寄木造、玉眼入り、彩色像で、仏師康円の作と伝えるが、定かではない。

石灯籠[重文] 池をはさんで本堂前と三重塔前に一基ずつある。いずれも花崗岩製の六角型で、細部に南北朝時代の好みをあらわしている。後者の竿には1366年(貞治5)の銘がある。

三重塔[国宝] 高さ15.3m。京都一条大宮から移築されたもので典型的な藤原時代和様建築。初重に藤原時代の薬師如来[重文]を安置する。薬師如来は東方浄土の教主。初重拝観は1月1〜3日・春秋の彼岸の中日・毎月8日に開扉。

薬師如来坐像[重文] 塔内中央の厨子内に安置する。高さ1.21メートル、一木造、漆箔、右手を上げて施無畏印とし、左手は膝の上にのべて薬壺をもつ。1047年(永承2)創立当初の浄瑠璃寺の本尊といわれる。

庭園[史跡・特別名勝]  平安時代の典型的な浄土式庭園。池は宝池。この寺では、まず、薬師如来に苦悩の救済を願い、振り返って池越しに阿弥陀仏に来迎を願うのが本来の礼拝の形という。彼岸の中日の夕刻に、三重塔の前から西の阿弥陀堂を池泉越しに見ると、堂内に安置してある九体仏中尊のちょうど真上に夕日が沈むという。実に緻密に計算された配置。

【当尾石仏群】

 当尾地方は花崗岩の産出にめぐまれ、いたるところに岩石が露出している。これを利用して多くの石仏や石塔類がつくられた。その大半はで磨崖仏(まがいぶつ)であるが、なかには地蔵と阿弥陀を並立させたものもかなりある。仏説によれば地蔵は現世から来世に至る苦悩の世界の衆生をみちびき、阿弥陀は極楽世界の救主といわれたから、とくに多くの人々から信仰された。これらは単に石造美術品としてのみならず、中世の民間信仰の推移を知る上でも貴重な遺物である。

資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

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