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【談山神社】《祭神、藤原鎌足》0744-49-0001

 祭神の藤原鎌足(ふじわらのかまたり)中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)蘇我入鹿(そがのいるか)を滅ぼすための謀を談じたところ、すなわち談山(かたらいやま)ということから社名が生まれた。天武天皇の時、定慧(じょうえ)が父の墓を摂津国阿威山(あいやま)から移して十三重塔を建立、堂宇を整えて妙楽寺(みょうらくじ)、後の多武峰(とうのみね)寺を起こしたと伝える。一方、鎌足の次男の不比等(ふひと)は鎌足の像を安置した神殿を立てたのが談山神社の創起と伝える。平安時代、藤原氏の勢力をバックに隆盛を極め、多数の僧兵を養った。しかし、比叡山の末寺となったためにたびたび興福寺僧兵の攻撃にあう。明治の神仏分離令(しんぶつぶんりれい)によって、寺院を廃し神社だけが残った。
 ※藤原鎌足(614669)大化改新(たいかのかいしん)の功臣であり、藤原氏の祖。生前は中臣氏を名乗っていた。645(大化元)、中大兄皇子とともにそれまで政治の実権を握り、権勢をふるっていた蘇我蝦夷(そがのえみし)・入鹿父子を殺害、蘇我氏本宗家を滅ぼした。のち、中大兄皇子は皇太子として大化改新の目的、律令制の政治改革に着手、鎌足も皇子を助けた。死の直前、天智天皇(中大兄皇子)は彼の功を讃えて、最高の位階である大織冠(たいしょくかん)の位を授け、藤原朝臣の姓を与えた。

本殿の参道 本殿拝殿 本殿拝殿の天井
塔婆(十三重塔) 神廟拝所 東殿

本殿[重文] 藤原鎌足を祀る。もと聖霊院、大織冠社、多武峰社とも称し、三間社春日造、漆塗極彩色。701(大宝元)の創建で、現存は1850(嘉永3)に建て替えられたもの。 日光東照宮造営の際のお手本となったことでも有名。拝殿は宝物館を兼ね、多武峰縁起や僧兵たちの薙刀(なぎなた)太刀(たち)などを展示。伽羅木(きゃらぼく)でできた天井はみもの。

塔婆(とうば)(十三重塔)[重文] 父・藤原鎌足の追福のために、長男・定慧と次男・不比等によって当初、西暦678年に建立。 現存の塔は、1532(享禄5)の再建で、木造十三重塔としては、世界唯一のもの。唐の清涼山宝池院の塔を模して建てられたと伝えられている。 高さは約17mあり、屋根は伝統的な檜皮葺。 神仏混淆時代の名残であると同時に、談山神社のシンボル的な存在。

権殿(ごんでん)[重文] 祭神:マダラ神(芸能・芸術、魔除け・厄払いの神)。室町時代の再建。もと常行三昧堂のためその形式を残し、蟇股(かえるまた)手挟(てばさみ)などに室町時代の特色がみられる。当殿内では室町時代より延年舞や能が演じられ、「伝統と革新」の芸能を競いあってきた。芸能、芸術にたずさわる人たちの守り神。

■東殿 祭神:鏡女王、定慧和尚、藤原不比等(縁結び)。当初、伝954年建立、現在のものは1619年に建てられた本殿を1668年に移築した社。もとは妙法堂、江戸時代には本願堂。現在は縁結びの社として崇拝されている。毎年6月第2日曜日には、鏡女王をおまつりする「鏡女王祭」が行われる。

摩尼輪塔(まにりんとう)[重文] 一ノ鳥居から社殿下のこの塔まで1丁ごとに丁石(ちょうせき)が立っている。その終点になるのがこの塔で、梵字を彫った類例のない形をしていて、1303年の銘が刻まれている。丁石は菩薩が52の修行を経て如来になったことを示すため52基立つ。

◆文化財と社宝 「神影・仏画・壁画」「絵巻・扁額」「神像・仏像・狛犬」「美術工芸品」「古文書・能面」「歴史的遺物」「談山神社刀剣」など多数所蔵。

御破裂山(ごはれつやま) 十三重塔の背後の山を御破裂山という。天下に事変が起こる予告としてこの山が鳴動(めいどう)し、鎌足の神像が破裂した。この知らせを受けた朝廷は急いで勅使(ちょくし)を送り幣帛(へいはく)(たてまつ)って災禍を免れたことが史上37回あったという。何回もご破裂したらご神体はどうにかなってしましそうであるが、勅使たちが奉納品を奉ればもとどおりになるのが、ご神体というものらしい。庶民の信仰にはあまり期待がもてなかったことに由来するのではといわれている。

◇神幸祭 神幸祭(じんこうさい)は、談山神社の数多くの祭の中で唯一、神輿渡御のある祭。 春の大祭とも呼ばれ、境内の桜がちょうど見頃となる4月の第2日曜日にとりおこなわれます。 ただし、神輿渡御は一年おきにあり、その他の年は本殿での神事のみとなる。

◇けまり祭 藤原鎌足公が飛鳥法興寺の蹴鞠会(けまりえ)において中大兄皇子とはじめてまみえ、 「大化改新」の発端となった故事にちなんで行われる雅な祭。毎年、4月29日と11月3日に行われ開催。 蹴鞠は8(又は6)1グループとなり、鞠を足で蹴って地に落さず、 手を用いず独特の装束をつけて、鞠庭で蹴りつづけて楽しむものであって、勝ち負けはない。 又、時間の区切りに厳格な取りきめもない。一座(グループ)のリーダーが、メンバーが楽しく時を過し、 ちょっと休みたくなった頃にやめる。普通は1015分で終る。 始め・終り・途中の動作に作法と言うべきものが多くあり、 見ている人々の見苦しく感じられない作法が定められている。 老若男女・上手下手、貢賎を問わず、互いにメンバーの中の相手に蹴りよい鞠を蹴渡して 共に楽しむのである。

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